黒麹甘酒
普段あまり目にすることのない黒麹。
主に焼酎をつくる際に使われる麹菌です。kamoshiで使う麹菌には黄麹、白麹、黒麹、の3種類。
よく世間一般に目にする甘酒は、黄麹を使って作ります。いわゆる甘い甘酒。あたりまえですが。
ところが黒麹を使って甘酒を造ると、発酵の過程でクエン酸を出しお米由来の甘さと爽やかな酸味があり、クセになる美味しさ。個人的には今まで食べた甘酒の中ではフルーティーで一番おいしいと思います。
見た目は真っ黒い甘酒。味を例えるならば黒いレモネードといった所でしょうか。今まで目に触れなかったのが不思議なほどの美味しさです。
この黒麹甘酒・・・体質によってはお腹がゆるくなることがあります。
ただ、裏をかえせばデトックス効果は期待できますね。
スタッフも調子が良いと言ってます(個人の感想です)
温めると酸味を強く感じてしまうので、アイスのみのご提供となります。
「旨い」と「美味しい」
似て非なる言葉というには、大げさではありますが何が違うのでしょう?
私の見解では「美味しい」とは、総合的なバランスだと考えています。
例えば、見た目の美しさ、或いは食欲のそそる姿や香り。またはそのシュチエーションが手伝ってくれたりと。
では「旨い」とは・・・・。
平たく言えば旨味の事なのかな・・・と。美味しいの一番真ん中にあるもので、そのものに備わっている旨味であったり、お出汁のように抽出したり、何かと合わせることで倍増したり。
メジャーなもので言えば発酵食品。細菌がタンパク質を分解してうま味成分が何倍にも膨らんだり。
実のところ、世の中発酵食品であふれていたりします。発酵なくして食は成り立たないと言っても間違いはないでしょう。厳密にいえばチョコレートも発酵という過程を経て完成に至ります。
kamoshiでは、この発酵を利用して旨味のある菓子を生み出すことを常に考えています。(一部発酵と関係ない商品もありますが)
美味しいお菓子は世の中にたくさんあります。
旨いお菓子・・・は?
そんな事を感じながらkamoshiのお菓子たちを食べて頂ければ、また違った角度で「旨味をまとった美味しさ」を感じられると思います。